顔や体のシミに悩んでいる方には、美容クリニックでのシミ取りレーザーがおすすめです。メラニン色素にピンポイントで届く高出力のレーザーを照射することで、シミによっては1回できれいに取れることもあります。
ピンポイント照射のほかにも、弱めのレーザーを使った「レーザートーニング」や「レーザーフェイシャル」など、肌にやさしいレーザー治療が受けられるクリニックも増えてきました。
しかし、シミにはいくつかの種類があり、それぞれ最適な治療が異なるため、シミにくわしい医師のいるクリニックを選ぶことが非常に重要です。
この記事では、治療実績や費用などを総合的に分析した上で、シミ取りレーザーにおすすめのクリニック10院を厳選しました。レーザーの種類ごとの違いや、レーザーで効果が期待できるシミ、施術後の経過などもくわしく解説していきますので、シミで悩んでいる方はぜひ目を通してみてくださいね。
この記事で分かること
✔シミ取りレーザーのおすすめクリニック
✔レーザーでシミが取れる仕組み
✔シミ取りレーザーの機種の違い
✔レーザーで取れるシミ
✔シミ取りレーザーのダウンタイム など
【シミ取りレーザーおすすめクリニック3院】
クリニック | アーツ銀座クリニック | 品川スキンクリニック | TCB |
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おすすめプラン | レーザーフェイシャル 初回11,000円 | 脱!シミ宣言 11,990円~ | ピコトーニング(ライト) 初回9,800円 |
取り扱いレーザー | アレキサンドライトレーザー(ジェントルレーズプロ) | ピコレーザー(ピコシュア/マジェスティ) Qスイッチヤグレーザー(メドライト C6) Qスイッチルビーレーザー(サイノン) | ピコレーザー(Picore) |
支払い方法 | 現金/クレジットカード | 現金/クレジットカード/医療ローン | 現金/クレジットカード/医療ローン/QRコード決済 |
割引・キャンペーン | お得な初回料金あり | BMC会員価格あり | LINE友達追加で割引クーポンがもらえる |
詳細 | 公式サイト |
シミ取りレーザーはシミを一度で取りたい人におすすめの施術!
シミ取りレーザーと一口に言っても、実際はさまざまな種類があります。レーザーの種類の違いのほか、同じレーザーでも照射方法によって得られる効果が違うなど、分かりにくいことも多いです。
まずは、シミ取りレーザーの仕組みや、種類の違いなど、基本的な情報を分かりやすく解説していきます。
シミ取りレーザーとは、レーザーでメラニン色素を破壊する治療
一般的に「シミ取りレーザー」とは、医療用レーザーを使ってピンポイントでシミに働きかける治療のことです。シミの正体はメラニン色素の集まりなので、メラニン色素に反応するレーザーを照射します。
シミは皮膚のメラニン色素の増加によって生じる。増加の度合いや深さにより茶・青・黒に 見える。Q スイッチレーザー光が皮膚表面に照射さ れると、一部は表面で反射し、残りが皮膚内に進入 する。レーザー光は皮膚内で少しずつ吸 収され、その強度が弱まりながら透過していく。こ の時、正常な皮膚組織にはあまり吸収されず、異常組織に多く吸収される波長のレーザーを照射するこ とによって、正常組織の損傷を最小限に抑えながら 異常組織を破壊することが出来る。
(中略)破壊された色素は、皮膚の浅い部分にあるものは数週間で体表に排出され、深い部分にあるものは、 数ヶ月のうちに取り込まれ分解される。 破壊された色素の排出・分解が進むにつれて正常な肌に近づく。
破壊されたメラニン色素は、浅い部分にあるものは徐々に肌表面に浮かび上がり、やがてはがれ落ちます。はがれ落ちた後の皮膚は新しい細胞になっているので、シミのないきれいな状態です。ただし、レーザーの反応が不十分だった場合は、1度では取り切れないこともあります。
レーザーは「単一波長の光」の集まりなので、メラニン色素にピンポイントで作用できる点が特徴です。一方、複数の波長域をもつ光を利用した「フォトフェイシャル(IPL治療)」も、多くのクリニックで活用されています。即効性はレーザーに劣りますが、肌へのダメージが少ない治療ですので、興味のある方はチェックしてみてください。
フォトフェイシャル(IPL治療)とは、"IPL(Intense Pulsed Light)"という特殊な光を肌に照射する治療法です。IPLは幅広い波長域を持つため、シミ・そばかす・くすみ・ニキビ跡・赤ら顔・たるみなど、さまざまな肌の悩みにま[…]
シミ取りレーザーで効果が期待できるシミの種類
シミの種類 | イメージ | 特徴 | 年齢 | 好発部位 |
---|---|---|---|---|
老人性色素斑 (日光黒子) |
| 主に30歳以降 | 日光の当たりやすい部位(顔・腕・肩など) | |
ADM (後天性真皮メラノサイトーシス) |
| 20歳前後 | 顔のみ | |
そばかす (雀卵斑) |
| 3歳ごろから | 日光の当たりやすい部位(顔・腕・肩など) | |
炎症後色素沈着 |
| 全年齢 | 全身どこでも | |
太田母斑 (青アザ) |
| 生後すぐまたは思春期 | 顔の片側(まれに両側)の一部 | |
脂漏性角化症 (老人性イボ) |
| 30代以降 | 日光の当たりやすい部位(顔・腕・肩など) | |
肝斑 |
| 30代~40代 | 頬骨あたり |
シミには複数の種類がありますが、そのうちレーザー治療の対象になる代表的なものを一覧にしました。
一般的にシミと呼ばれるのは、「老人性色素斑(日光黒子)」です。紫外線や老化が原因と言われ、主に30代以降に出現します。ピンポイントで狙う「シミ取りレーザー」の適応になるタイプのシミです。
「そばかす(雀卵斑)」は幼少期から発生します。目の周りや頬の上部に細かく散らばった茶色い斑点が特徴です。こちらもピンポイントのシミ取りレーザーの適応になりますが、フォトフェイシャル(IPL)も効果が期待できます。
「炎症後色素沈着」は、やけどや外傷などでダメージを受けた肌が色素沈着を起こしたものです。多くは1年以内に自然消失しますが、場合によっては長く残ってしまいます。シミ取りレーザーも原因の一つです。ハイドロキノンやトラネキサム酸などの外用薬が第一選択となりますが、低出力のレーザーを使った「レーザートーニング」も選択肢の一つになります。
「ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)」と「太田母斑」は、シミではなくアザに分類されるものです。ADMは頬上部に左右対称に、太田母斑は顔の片側に表れます。どちらも保険適用でのレーザー治療が可能です。
「脂漏性角化症(老人性イボ)」は、老人性色素斑が進行したもので、明らかなふくらみがあります。大きくなってくると色が濃くなり、ほくろとの鑑別が必要です。正確にはイボではなく「盛り上がったシミ」なので、漢方のヨクイニンや、市販のイボコロリでは効果が得られません。電気メスや液体窒素、レーザー治療なら炭酸ガスレーザーが有効です。
レーザーの適応になるかどうか意見が分かれるシミに、「肝斑」があります。頬骨に沿って左右対称に表れる薄茶色のシミで、ホルモンバランスの乱れや洗顔のしすぎなど、さまざまな原因が指摘されています。肝斑に対しては、長らくレーザー治療は悪化を招くため禁忌とされてきましたが、近年、低出力のレーザーを使った「レーザートーニング」という治療法が登場し、肝斑の治療に使われるようになりました。ただし、一般的にはトラネキサム酸とビタミンCの内服と、美白外用薬が第一選択となります。
これらのシミの中には、見分けがつきにくいものがあります。シミの種類によって最適なレーザー治療が異なりますので、まずはカウンセリングを受けてシミの種類を明らかにすることが大切です。
シミ取りレーザーの種類一覧
レーザー治療の種類 | 主なレーザーの種類 | 特徴 | 効果が期待できるシミ |
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Qスイッチレーザー (シミ取りレーザー) |
| 瞬間的に高エネルギーの照射ができるため、一度の治療で効果が期待できる |
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レーザートーニング |
| 低出力のレーザーを均一に照射することで、肌にダメージを与えずにシミを改善する |
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レーザーフェイシャル | アレキサンドライトレーザー | 低出力のロングパルスアレキサンドライトレーザーを照射することで、さまざまな肌悩みを改善する |
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ピコレーザー (ピコスポット・ピコトーニング・ピコフラクショナル) | ピコレーザー | 従来のレーザーと比べて照射時間が非常に短いため、肌ダメージが少なく、より高い効果が期待できる |
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シミ取りレーザーにはいくつかの種類があり、それぞれ適応が異なります。ここでは、特に多くの美容皮膚科で行われている代表的なレーザー治療を一覧にしました。
それぞれどのような特徴があるのか、くわしく見ていきましょう。
Qスイッチレーザー(シミ取りレーザー)
一般的に「シミ取りレーザー」と呼ばれているのは、Qスイッチレーザーのことです。
機械の特徴として、極端に短い照射時間と高いピ ークパワーを示す。 照射時間 (パルス幅)は、メラ ノソームの熱緩和時間よりも短い時間であるのでメ ラノソームの周囲に熱による直接的な影響を及ぼすことなくメラノソームを破壊できる。
Qスイッチレーザーは、レーザーの照射時間である「パルス幅」が非常に短いため、シミ以外の正常な組織へのダメージを最小限に抑えながら、メラニン色素だけに高エネルギーを与えられます。通常のシミ(老人性色素斑)には第一選択となるレーザー治療です。
Qスイッチレーザーに使用されるレーザーには、「YAGレーザー(532nm/1064nm)」「ルビーレーザー(694nm)」「アレキサンドライトレーザー(755m)」があります。YAGレーザーは2種類の波長を使い分けられるので、皮膚の浅いところから深いところまでさまざまなシミに照射できる点がメリットです。一方、ルビーレーザーはメラニンへの吸収性が非常に高いため、より少ない回数でシミを治療できる利点があります。また、YAGとルビーの間の波長域をもつアレキサンドライトレーザーは、ルビーレーザーより深くまで届き、かつYAGレーザーよりメラニンへの反応性が良いことから、バランスの良い治療が可能です。
Qスイッチレーザーなら、反応が良ければ1回でシミをきれいに取れる可能性があります。
レーザートーニング
レーザートーニングは、Qスイッチレーザーを低出力で肌に均一に照射する治療です。シミの中でも、特にレーザーでの治療が難しかった「肝斑」に効果が期待できることで知られています。
レーザートーニングは肝斑の除去にも有効です。肝斑とは、ほほや目尻の下で左右対称にできる色素斑。30代から40代の女性が発症する場合が多く、女性ホルモンの乱れが原因と考えられています。
従来のレーザー治療では、肝斑のメラニンを活性化させるリスクがあり、逆に症状を悪化させてしまう可能性があるため避けられていました。レーザートーニングなら、微弱なパワーで照射するため、メラニンの活性化を抑え徐々に肝斑を薄くできます。引用元:アイシークリニック「レーザートーニングはシミや肝斑を除去できる?期待できる2つの効果や料金、施術回数について解説」
肝斑は刺激によって悪化するリスクがあることから、レーザーは禁忌とされてきましたが、レーザートーニングならメラニン色素を刺激せずマイルドに照射できるため、照射回数を重ねることで改善が期待できます。肝斑のほかにも、通常のシミやそばかす、炎症後色素沈着などにも有効です。
また、メラニン色素が減少することで、肌全体のトーンアップや毛穴の黒ずみの改善などの効果も期待できます。
レーザーフェイシャル
レーザーフェイシャルとは、低出力のレーザーを顔全体にシャワーのように照射する治療です。レーザートーニングと似ていますが、レーザーフェイシャルでは主に755nmの「ロングパルスアレキサンドライトレーザー」を使用します。機種としては、医療脱毛に使われる「ジェントルレーズ」や「ジェントルレーズPRO」などが代表的です。
アレキサンドライトレーザーはメラニンへの吸収が良いため、シミやくすみ、そばかすなどに効果があるほか、肌細胞を活性化させることで毛穴のたるみやハリ・ツヤ改善などの美肌効果も得られます。また、医療脱毛にも使われるように脱毛効果があるため、顔の産毛をなくして化粧ノリを良くする効果もあります。
IPLを使用したフォトフェイシャルに似ていますが、レーザーはIPLと違って単一波長の光を使用するため、シミに対してより高い効果が期待できます。一方、「赤み」に対してはIPLの方が得意です。
シミやそばかすを薄くしながら、たるみや毛穴の開きなど、さまざまな肌悩みを改善したい方に向いた治療と言えます。
ピコレーザー
ピコレーザーとは、1兆分の1秒である「ピコ秒」単位で照射ができるレーザーです。Qスイッチレーザーの「ナノ(10億分の1)秒」より短時間での照射が可能なため、肌への熱ダメージがほとんどなく、衝撃波でメラニン色素を粉砕することができます。
PICO LASER(ピコレーザー)は、短期間で高い治療効果を発揮する最新のレーザー治療です。
従来のレーザーより高速で照射されるレーザーが、シミなどの原因であるメラニン色素やタトゥーなどのインク粒子を徹底的に破壊。これまで諦めていたシミやカラータトゥーを除去することができます。
さらに、色素や粒子の破壊と同時にコラーゲンの生成が促され、肌の新陳代謝がアップ!美肌効果も期待できます。引用元:TCB「ピコレーザー」
ピコレーザーを使った治療には、シミやそばかすをピンポイントで除去する「ピコスポット」と、低出力での照射でシミ・肝斑・くすみなどを少しずつ薄くする「ピコトーニング」、ニキビ跡や毛穴の開きを改善する「ピコフラクショナル」の3つがあります。いずれも従来のレーザーに比べて肌へのダメージが少ないです。
老人性色素斑やそばかすはもちろん、ピコトーニングは肝斑にも効果が期待できます。まだ新しいレーザー治療なので、すべてのクリニックで受けられるわけではありませんが、痛みやダウンタイムの少ないシミ取りに興味がある方におすすめです。
シミ取りレーザーの費用相場は1回あたり3,000~40,000円
レーザー治療の種類 | 料金の相場 |
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Qスイッチレーザー | 3,000~7,000円/1mm |
レーザートーニング | 1回15,000~30,000円 |
レーザーフェイシャル | 1回15,000~35,000円 |
ピコトーニング | 1回15,000円~40,000円 |
ピコスポット | 5,000~8,000円/1mm |
シミ取りレーザーの料金はクリニックによってさまざまですが、複数のクリニックの料金をリサーチした結果、平均的な金額は上記のようになりました。
Qスイッチレーザー(シミ取りレーザー)は、シミのサイズによって料金が変わることが多いです。1mmあたり3,000~7,000円が多く、サイズが大きくなるほど料金も上がります。クリニックによっては、定額の取り放題プランを用意しているので、シミの数が多い方におすすめです。
レーザートーニングやレーザーフェイシャルは、1回あたり15,000~30,000円程度が相場となります。レーザートーニングは、「頬だけ」と「顔全体」から選べるクリニックが多いです。トーニングとフェイシャルは継続的な治療が必要なため、お得な回数プランを用意するクリニックもあります。
最新のピコレーザーを使ったシミ取りは、従来のレーザーに比べると若干高額なクリニックが多いようです。こちらも、お得な取り放題プランや回数プランを用意するクリニックもあるので、上手に利用しましょう。
美容目的のシミ取りは健康保険が使えないため、全額自己負担となりますが、太田母斑やADMなどは保険適用で受けられる治療もあります。保険診療を行う皮膚科で相談してみてください。
シミ取りレーザーのメリット・デメリット
どのような治療にも、メリットとデメリットはあるため、両方を理解した上で受けることが大切です。
ここでは、シミ取りレーザーを受けるメリットとデメリットについて解説していきます。
シミ取りレーザーのメリットは「効果の高さ」と「即効性」
シミ取りレーザーは、シミの原因であるメラニン色素にピンポイントでアプローチできるため、フォトフェイシャル(IPL)などに比べて効果が高い点がメリットです。たった1回の治療でシミが消えることもありますし、一度では消えない場合も少ない回数で効果を実感できます。
また、スポット照射のほかにもレーザートーニングやレーザーフェイシャルなどさまざまなバリエーションがあるため、色々なシミの治療が可能です。以前までレーザーは逆効果とされてきた肝斑も、レーザートーニングで効果を得られる可能性がありますよ。
他にも、「治療時間が短い」「シミ以外の悩み(くすみ・毛穴の開きなど)にも効果が期待できる」など、レーザー治療にはさまざまなメリットがあります。特に、「このシミを消したい!」と思っている方にはおすすめの治療です。
シミ取りレーザーのデメリットは「ダウンタイムがあること」
シミ取りレーザーのデメリットは、「治療後に多少のダウンタイムがあること」です。レーザートーニングやレーザーフェイシャルの場合、基本的にダウンタイムはありませんが、Qスイッチレーザーのスポット照射を受けた後は肌が軽いやけど状態になります。7日~10日程度は、テープでの保護が必要です。
また、施術中は輪ゴムではじかれたような痛みを感じることがあります。痛みの感じ方は人それぞれなので、不安な場合はテープ麻酔や麻酔クリームを使用するのもおすすめです。
シミ取りレーザーの治療後、一時的にシミが濃くなったように見えることがあります。これは「炎症後色素沈着(通称 “戻りシミ”)」によるものです。医師の指示にしたがって正しくケアしていれば、通常は数ヶ月で収まります。
→シミ取りレーザーのダウンタイムは約1週間!術後の過ごし方も解説!
シミ取りレーザーを受けるクリニックを選ぶ上で重要な3つのポイントを解説!
シミ取りレーザーを受けるクリニックを選ぶ上で、特に重視したいポイントを3つご紹介していきます。
1.シミ取りの実績が豊富で、シミにくわしい医師がいること
シミ取りレーザーを受ける際は、まず自分のシミがどのようなものなのかを正確に診断してもらうことが大切です。そう考えると、正確な診断を下せる「シミにくわしい医師」を選ぶ必要があります。
治療をする上で、まず正確な診断をすることが重要である。出現時期、 斑の分布色調、 性状などから総合的に診断する。
患者がシミを主訴として受診された場合、単純黒子、さらに日光角化症、基底細胞癌の初期といった悪性腫瘍である場合もある。
診断を誤り治療で悪化するようなことになれば大きなトラブルにも発展しかねない。正確な診断は不可欠 である。
万が一、シミではなく「悪性黒色腫(メラノーマ)」や「基底細胞がん」のような悪性腫瘍だった場合、ただのシミと間違えてレーザーを照射してしまうと、余計な刺激を与えてしまうことになりかねません。実際、そのようなケースも報告されていますので、皮膚科専門医などの皮膚を熟知したドクターに診てもらうことが重要です。
また、そもそもそのクリニックがレーザー治療に力を入れているかどうかもチェックしたいポイントです。レーザーに強いクリニックであれば年間の治療件数も多いですし、症状や目的に合わせた最新のレーザー機器を導入している可能性が高くなります。たとえば、シミ以外にもほくろ除去やニキビ跡治療、アンチエイジング治療、医療脱毛など、レーザーを使用する治療が充実しているかどうかを確認してみましょう。
症例数の多さは、症例写真からもある程度分かります。シミ取りレーザーの症例写真をたくさん公式サイトやSNSに載せているクリニックは、それだけ実績があるということですので、技術も信頼できる場合が多いです。実際に受けた人の口コミも合わせて、ぜひチェックしてみてください。
2.通いやすい料金であること
シミ取りレーザーは、安さだけで選ぶのは危険ですが、なるべく通いやすい料金であることは大切なポイントです。特にシミの数が多い方や、レーザーが反応しにくい薄いシミが多い方の場合、1度では取り切れず、かなりの費用がかかることもあります。
料金を比較する時に大切なのは、「総額」を確認することです。たとえば、公式サイトには「シミ1個2,000円!」と書かれていても、実際は麻酔代やアフターケア用の薬代が別途かかったり、シミの種類やサイズを理由に追加料金がかかったりすることもあります。特に、宣伝している料金があまりに安すぎるクリニックには注意が必要です。
シミの数が多い方は、取り放題プランのあるクリニックもおすすめです。「10個まで取り放題」など数が決まっているプランと、「顔なら何個でも取り放題」のように数が決まっていないプランがあります。一度で取り切れなかった場合のために「1年間取り放題」のようなプランを用意するクリニックもありますよ。
また、通常より安く受けられるモニターを募集していたり、お得なキャンペーンを行っていたりするクリニックもありますので、ぜひチェックしてみてください。
3.レーザー以外のシミ治療も充実していること
シミによっては、複数の治療を併用することでより効果的に治療できる可能性もあります。特にシミの数が多い方や、レーザーが反応しにくい薄いシミが多い方は、レーザー以外のシミ取り治療も充実しているクリニックがおすすめです。
レーザー以外のシミ取りとしては、内服薬・外用薬の薬物療法や、フォトフェイシャルなどの光治療、ケミカルピーリング、イオン導入(エレクトロポレーション)などがあります。たとえばレーザートーニングは、イオン導入やピーリングと併用することで、より効果が高まることが多いです。
また、最初にQスイッチレーザーのようなシミ取りレーザーで目立つシミを治療してから、フォトフェイシャルに移行するという方法もあります。色々な方法でシミを取ってくれるクリニックなら、心強いですね。
シミ取りレーザーがおすすめのクリニック10選!
- シミ取りレーザーの実績が豊富であること
- 皮膚科専門医などシミにくわしい医師がいること
- 料金が相場より高すぎないこと
- レーザー以外のシミ治療も充実していること
→シミ取りレーザーを受けるクリニックを選ぶ上で重要な3つのポイントを解説!
ここからは、当サイトの選考基準に照らし合わせて厳選した、シミ取りレーザーにおすすめのクリニック10院をご紹介していきます。クリニック選びの参考にしてみてください。
1:BTRアーツ銀座クリニック【レーザーフェイシャル初回11,000円】
BTRアーツ銀座クリニックのおすすめポイント |
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BTRアーツ銀座クリニックは、銀座・新橋エリアで開院12年を迎える皮膚科・内科です。累計来院数23,000人以上の豊富な実績を誇ります。
使用しているのは、ロングパルスアレキサンドライトレーザーを搭載した「ジェントルレーズプロ」です。医療脱毛で有名な機種ですが、老人性色素斑・そばかす・脂漏性角化症(老人性いぼ)などの治療にも適しています。顔全体に照射する「レーザーフェイシャル」と、シミにピンポイントで当てる「スポット照射」のどちらも可能です。いずれもリーズナブルな料金で受けられます。
院長の市橋正光先生(神戸大学名誉教授)は、皮膚科学を専門領域にしているドクターです。特に皮膚がんや色素異常症を専門にしているため、シミの種類も正確に見分けてもらえますよ。
2:品川スキンクリニック【複数のシミ取りレーザーを導入】
クリニック名 | 品川スキンクリニック |
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おすすめプラン |
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取り扱いレーザー |
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アクセス/所在地 | 全国37院 |
支払い方法 | 現金/クレジットカード/医療ローン |
割引・キャンペーン | BMC会員価格がお得! |
品川スキンクリニックのおすすめポイント |
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全国37院の品川スキンクリニックは、品川美容外科の皮膚科部門です。35年間の美肌治療の実績があり、1,300万件を超える症例数を誇ります。
品川スキンクリニックでは複数のシミ取りレーザーを取り扱っていますが、特に人気のプランが「脱!シミ宣言」です。シミのピンポイント治療に長けたレーザーを複数組み合わせたプランで、なかなか消えないシミや肝斑に効果を発揮します。
他にも、最新のピコレーザーや、メラニンへの反応が良いQスイッチルビーレーザーなど、人気のレーザー機器がそろっているため、自分のシミに合った治療を受けることが可能です。IPL治療(フォトシルクプラス)や各種ピーリングなど、レーザー以外のシミ取りも充実しています。料金も相場より安く、特に「BMC会員」になると会員価格が適用されるのでお得です!
3:TCB(東京中央美容外科)【ピコトーニング初回9,800円】
クリニック名 | TCB(東京中央美容外科) |
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おすすめプラン |
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取り扱いレーザー | ピコレーザー(Picore) |
アクセス/所在地 | 全国100院以上 |
支払い方法 | 現金/クレジットカード/医療ローン/QRコード決済 |
割引・キャンペーン | LINE友達追加で割引クーポンがもらえる |
TCBのおすすめポイント |
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全国100院以上のTCB(東京中央美容外科)では、最新のピコレーザーを導入しています。Qスイッチレーザーは取り扱っていないため、ピコレーザーでシミ取りしたい方におすすめです。
ピコトーニング・ピコシミ取り(スポット照射)・ピコフラクショナルの3種類の治療が、相場より低価格で受けられます。また、TCBでは他にも薬物療法(内服療法とトレチノイン・ハイドロキノン療法)や、イオン導入、ピーリングなど、さまざまなシミ治療を取り扱っており、治療によってはレーザーとの併用も可能です。
万が一、治療でトラブルが発生した際の診察料や治療費は原則すべて無料。皮膚科出身のドクターも多いので、お近くの院をチェックしてみてください。
4:湘南美容クリニック【シミ取り放題プランが充実】
クリニック名 | 湘南美容クリニック |
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おすすめプラン |
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取り扱いレーザー |
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アクセス/所在地 | 全国100院以上 |
支払い方法 | 現金/クレジットカード/医療ローン |
割引・キャンペーン | LINEの友達登録でお得なチケットプレゼント |
湘南美容クリニックのおすすめポイント |
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湘南美容クリニックは全国100院以上を展開しているだけあって、シミ取りも圧倒的な症例数を誇ります。シミ取りレーザー/レーザートーニングの症例実績は70万件超、ピコレーザーの症例実績は20万件超です。
さまざまなレーザー機器がそろっているため、どのタイプのシミにも最適な治療が受けられます。また、シミの取り放題プランがあるので、シミの数が多い方におすすめです。「シミ取りレーザー10」は、どんな大きさのシミでも10個まとめて26,000円で取ってもらえます。人気のピコスポットなら、63,000円で何個でも取り放題です!(院によって取り扱い機器が違う可能性があります)。
ドクターの在籍数も業界一で、皮膚科専門医をはじめ、美肌治療のプロフェッショナルが多数在籍しています。レーザー以外の治療も非常に充実しており、エレクトロポレーション(イオン導入)や薬物療法との併用も可能です。
5:エトワールレジーナクリニック【シミ1年間取り放題プランあり】
クリニック名 | エトワールレジーナクリニック |
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おすすめプラン |
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取り扱いレーザー | ピコレーザー(ピコウェイ・StarWalker) |
アクセス/所在地 | 2院(表参道・真珠) |
支払い方法 | 現金/クレジットカード/医療ローン |
割引・キャンペーン | VISIAの肌診断がもれなく無料! |
エトワールレジーナクリニックのおすすめポイント |
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エトワールレジーナクリニックは、表参道と新宿にある美容皮膚科クリニックです。
Qスイッチレーザーではなくピコレーザーを導入しており、異なる3つの照射方法(スポット照射・トーニング・フラクショナル)で治療を行っています。ピコトーニングとピコフラクショナルを組み合わせた「コンビネーション」は、シミ・くすみ・ハリ・毛穴など美肌のトータルケアに最適です。
スポット照射は、複数個まとめて取れるお得なプランがあるほか、個数無制限の取り放題プランもあります。1年プランもあるため、すべてのシミを確実になくしたい方におすすめです。
表参道院でも新宿院でも、「VISIA(ビジア)」という皮膚画像解析システムを導入しており、来院者は無料で肌診断を受けられます。VISIAなら、シミと肝斑の違いを見分けたり、隠れたシミまで見つけたりできるので、最適な治療プランを提案してもらえますよ。
6:シロノクリニック【シミの種類に合った多種多様なレーザーを導入】
クリニック名 | シロノクリニック |
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おすすめプラン |
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取り扱いレーザー |
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アクセス/所在地 | 4院(恵比寿・銀座・横浜・札幌) |
支払い方法 | 現金/クレジットカード/医療ローン |
割引・キャンペーン | LINE登録で診察料1回無料! |
シロノクリニックのおすすめポイント |
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シロノクリニックは、東京・横浜・札幌に4院を展開する美容クリニックです。特にレーザー治療に強く、グループ全体で135台以上のレーザー機器を保有しています。
とにかくレーザーの種類が多いため、普通のシミはもちろん、肝斑やADMなど、さまざまなシミに合った治療が可能です。たとえば普通のシミ(老人性色素斑)には、Qスイッチレーザー単独のほか、「メドライトC6(QスイッチYAGレーザー)」とIPLの「フォトシルクプラス」を組み合わせた「TWP(トータルホワイトニングフォトセラピー)」という治療も人気があります。
シロノクリニックではカウンセリング時間をしっかり確保するため、初診は3,300円、2回目以降は1,650円の診察料がかかりますが、2回目以降はLINE登録で1回無料となります。65歳以上の方は10%OFFになる「シニア割」が適用されますよ。
7:ガーデンクリニック【ピコシミ取り放題プランあり】
クリニック名 | ガーデンクリニック |
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おすすめプラン |
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取り扱いレーザー |
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アクセス/所在地 | 全国8院(池袋・新宿・品川・船橋・横浜・名古屋・大阪・福岡) |
支払い方法 | 現金/クレジットカード/医療ローン |
割引・キャンペーン | LINEの友達登録で初回20%OFFクーポンプレゼント |
ガーデンクリニックのおすすめポイント |
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ガーデンクリニックは、首都圏と名古屋・大阪・福岡にある美容クリニックです。複数のレーザー機器がそろっているため、一人ひとりに合ったシミ取りが受けられます。
料金は定価でも十分リーズナブルですが、モニターに採用されるとさらに安くなります。ピコシミ取りの場合、通常1mmサイズ3,300円のところ、モニターなら1,650円になるので非常に安いです。ピコトーニングも、モニターになると1回11,000円で受けられます。
シミの数が多い方には、「ピコシミ取り放題」もおすすめ。顔のほか、「手の甲・首」と「肘上・肘下(手の甲まで含む)・背中上部・背中下部・デコルテ」の取り放題もできるので、体のシミが多い方にも最適です。
8:城本クリニック【レーザートーニング10回61,600円】
クリニック名 | 城本クリニック |
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おすすめプラン |
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取り扱いレーザー |
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アクセス/所在地 | 全国25院 |
支払い方法 | 現金/クレジットカード/医療ローン |
割引・キャンペーン | ― |
城本クリニックのおすすめポイント |
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城本クリニックは、全国に25院を展開する美容クリニックです。35年以上の実績があります。
レーザーは、QスイッチYAGレーザー・Qスイッチルビーレーザー・ロングパルスアレキサンドライトレーザー・炭酸ガスレーザーなど数種類を使用。特に、QスイッチYAGレーザーを使用したレーザートーニングが1回8,800円、10回でも6万円ちょっとという低価格で受けられます。レーザートーニングを安く受けたい方におすすめです。
城本クリニックのスタッフは医師と看護師のみなので、カウンセラーに強引な勧誘をされる心配がない点も安心ですよ。
9:TAクリニック【BENEVパック付きピコトーニングが1回22,000円】
クリニック名 | TAクリニック |
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おすすめプラン |
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取り扱いレーザー |
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アクセス/所在地 | 全国9院(新宿・銀座・横浜・大阪・福岡・川越・高崎・仙台・札幌) |
支払い方法 | 現金/クレジットカード/医療ローン |
割引・キャンペーン | LINEの友達登録で10,000円OFFクーポンがもらえる! |
TAクリニックのおすすめポイント |
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全国9院のTAクリニックでは、QスイッチYAGレーザーとピコレーザーを導入しています。
QスイッチYAGレーザーは、「レブライトS1」を使用(銀座院のみ)。肝斑にも効果が期待できるレーザートーニングのほか、ピンポイントでの照射もできます。1mmサイズのシミなら、1個5,500円で取ってもらえますよ。
ピコレーザーは、成長因子やミネラルが含まれた「BENEVパック」付きのピコトーニングが人気です。レーザー治療によってダメージを受けた肌を鎮静&保湿してくれます。その他、ピコスポットやピコフラクショナル、タトゥー除去なども可能です。
10:聖心美容クリニック【シミ取り1個5,500円から】
クリニック名 | 聖心美容クリニック |
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おすすめプラン |
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取り扱いレーザー |
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アクセス/所在地 | 全国10院(札幌・六本木・銀座・大宮・横浜・熱海・名古屋・大阪・広島・福岡) |
支払い方法 | 現金/クレジットカード/医療ローン/QRコード決済 |
割引・キャンペーン | ー |
聖心美容クリニックのおすすめポイント |
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全国10院の聖心美容クリニックでは、ピコレーザーとQスイッチYAGレーザーの2種類を導入しています。札幌院・大宮院・六本木院・横浜院・名古屋院・大阪院・広島院・福岡院では、ピコ秒に加えてナノ秒とマイクロ秒での照射もできる「ディスカバリーピコプラス」を使用しているため、さまざまなシミに対応可能です。
全院に肌画像診断器VISIAを導入しているので、正しい診断に基づいたシミ治療ができます。さらに、ドクターも形成外科専門医や美容外科専門医が多いため、安心してカウンセリングを受けられますよ。
シミ取りレーザーが受けられるクリニック10院を料金・口コミで比較!
クリニック | アーツ銀座クリニック | 品川スキンクリニック | TCB | 湘南美容クリニック | エトワールレジーナクリニック | シロノクリニック | ガーデンクリニック | 城本クリニック | TAクリニック | 聖心美容クリニック |
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おすすめプラン | レーザーフェイシャル 初回:11,000円 | 脱!シミ宣言 11,990円~ | ピコトーニング(ライト) 初回9,800円 | シミ取りレーザー10 顔10個まで:26,000円 | シミ取り放題 60,500円 | ヤグレーザーピーリング 66,000円 | ピコシミ取り放題165,000円~ | レーザートーニング 8,800円~ | ピコトーニング 22,000円 | ピコトーニング 38,500円 |
シミ1個の料金 | 5,500円~ | 4,320円~ | 6,600円~ | 2,680円~ | 3,278円~ | 5,500円~ | 1,650円~ | 11,000円~ | 5,500円~ | 5,500円~ |
トーニング | ― | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ピコレーザー | ― | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ― | 〇 | ― | 〇 | 〇 |
シミ取り放題 | ― | ― | ― | 〇 | 〇 | ― | 〇 | ― | 〇 | ― |
支払い方法 | 現金/クレジットカード | 現金/クレジットカード/医療ローン | 現金/クレジットカード/医療ローン/QRコード決済 | 現金/クレジットカード/医療ローン | 現金/クレジットカード/医療ローン | 現金/クレジットカード/医療ローン | 現金/クレジットカード/医療ローン | 現金/クレジットカード/医療ローン | 現金/クレジットカード/医療ローン | 現金/クレジットカード/医療ローン/QRコード決済 |
割引・キャンペーン | ― | BMC会員価格あり | LINE友達追加で割引クーポンがもらえる | LINEの友達登録でお得なチケットがもらえる | VISIAの肌診断がもれなく無料 | LINE登録で診察料1回無料 | LINEの友達登録で初回20%OFFクーポン | ー | LINEの友達登録で10,000円OFFクーポン | ー |
口コミ |
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詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
シミ取りレーザーにおすすめのクリニック10院の情報と、実際に受けた人の口コミを一覧にまとめました。
多くのクリニックが、スポット照射とレーザートーニングに対応しています。シミ1個あたりの料金は、2,000~6,000円の間が多いです。今回取り上げた10院の中で取り放題プランがあるのは、「湘南美容クリニック」「エトワールレジーナクリニック」「ガーデンクリニック」「TAクリニック」の4院でした。
実際に治療を受けた人の多くが効果を実感していますが、中には1度では取り切れなかった人もいます。まずは自分のシミにはどのような治療が合っているのか、どれくらいの回数が必要なのかを知るために、気になるクリニックでカウンセリングを受けてみてください。
シミ取りレーザーの施術の流れを5ステップで解説!
シミ取りレーザーは、おおよそ上記のような流れで行われます。5つのステップをくわしく見ていきましょう。
STEP1.カウンセリング予約
気になるクリニックを見つけたら、まずは初回カウンセリングの予約を取ります。Webからの予約が便利でおすすめです。
LINEの友達登録をすると割引クーポンがもらえるクリニックの場合、先に取得しておきましょう。
STEP2.カウンセリング・診察
シミ取り治療では、シミの診断が非常に重要です。医師が直接、ある程度の時間をかけてしっかり診察してくれるクリニックを選びましょう。
シミの種類によっては、レーザーの前に薬物療法など別の治療から始めることを提案される場合もあります。
STEP3.契約と支払い
治療内容や費用などに問題がなければ、契約と支払いをします。カードで支払いたい方はクレジットカードやデビットカード、医療ローンを組みたい方は身分証明書を持参するとスムーズです。
未成年者が契約する場合、親権者の同意が必要となります。
STEP4.レーザー照射
レーザーを照射する前に、アイスパックなどで施術部位をクーリングします。その後、レーザー照射を行い、終わったらまた冷やします。
痛みは「輪ゴムではじかれた程度」と形容されることが多いですが、感じ方は人それぞれです。不安な方は、事前に相談すれば麻酔クリームなどを使用できます。
施術時間はシミの数にもよりますが、約5分~30分です。
STEP5.保湿・アフターケア
施術後は患部に炎症を抑える薬を塗り、その上から保護用のテープを貼って帰宅します。テープは1週間~10日程度貼ったままです。
お化粧はテープの上からなら、すぐにでもできます。患部をこすらなければ基本的に生活に制約はありませんが、レーザー治療によって肌が敏感になっているため、保湿と紫外線対策は普段以上にしっかり行いましょう。
シミ取りレーザーのダウンタイムは約1週間!術後の過ごし方も解説!
シミ取りレーザー(スポット照射)の後は、多少のダウンタイムがあります。
直後はじんじんとした痛みを感じることがありますが、数時間~数日で落ち着くことが多いです。3日くらい経つとかさぶたができ、1週間ほど経つと自然にかさぶたが取れてシミが目立たなくなります。
注意したいのは、施術後2~4週間ほど経ってから、照射部位に色が戻ってくる場合があることです。「戻りシミ」とも呼ばれますが、正確には「炎症後色素沈着」といって、レーザー照射によるダメージが原因で起こります。ピークは治療後1ヶ月ごろで、その後は徐々に薄くなっていきますが、ハイドロキノンやトレチノインなどの外用薬でケアした方が効果的です。
術後の過ごし方で気を付けたいのは、「医師の指示があるまでテープをはがさないこと」と、「患部を強くこすらないこと」です。照射した部位に刺激を与えると、炎症後色素沈着のリスクが上がってしまうので、テープで保護した上でなるべく触らないようにしましょう。紫外線にも当てないようにご注意ください。
シミ取りレーザーを受ける前に気になる5つのQ&A!
Q2.シミ取りレーザー後かさぶたにならないけど大丈夫…?
Q3.シミ取りレーザー後のハイドロキノンはいつから塗ればいいの?
Q4.シミ取りレーザーを保険適用で受けることはできる?
Q5.シミ取りレーザー後、シミが再発することはある?
シミ取りレーザーについて、気になる人の多い疑問をQ&A形式でまとめました。
1.シミ取りレーザーは何回くらいで効果が出る?
Qスイッチレーザーやピコレーザーのスポット照射は、個人差もありますが、1~3回程度で効果を実感できることが多いです。反応が良ければ1回で取れることもあります。
濃くて境界がハッキリしているシミの方がレーザーの反応が良く、逆に薄いシミほど複数回の照射が必要です。
レーザートーニングやレーザーフェイシャルなどは、基本的には数回の治療を行います。たとえばレーザートーニングの場合、1~2週間おきに5~10回程度の治療が目安です。
2.シミ取りレーザー後かさぶたにならないけど大丈夫…?
シミ取りレーザー後にかさぶたができない原因としては、「出力が弱かった」ケースが考えられます。その場合、シミが残る可能性が高いので経過を見てみましょう。
かさぶたができにくい種類のシミもあります。たとえば、太田母斑やADMなどは色素が皮膚の深い部分(真皮層)にあるため、レーザーを照射しても皮膚表面にかさぶたができないことも珍しくありません。
意外と多いのは、「かさぶただと気づかないケース」です。レーザー治療後にできるかさぶたは、普通のケガの時にできる厚みのあるかさぶたとは違うため、単に色が濃くなっただけのように見えたり、薄い膜が張っているように見えたりすることもあります。それがレーザー後の正常なかさぶたですので、触らず自然に取れるまで待ちましょう。
3.シミ取りレーザー後のハイドロキノンはいつから塗ればいいの?
4.シミ取りレーザーを保険適用で受けることはできる?
加齢や紫外線による普通のシミ(老人性色素斑)の場合、美容目的とみなされるため、原則として健康保険は使えません。そばかすや肝斑も同様です。
保険が適用される可能性があるのは、太田母斑・ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)・扁平母斑(茶色いアザ)・異所性蒙古斑(おしり以外にできる蒙古斑)、外傷性色素沈着(ケガなどでできたシミやアザ)などです。薬物療法や一部のレーザー治療を、保険適用で受けられます。
5.シミ取りレーザー後、シミが再発することはある?
レーザー治療後にシミが再発するケースとしては、「炎症後色素沈着」が挙げられます。「戻りシミ」とも言われますが、正確にはレーザーの刺激によってできた色素沈着で、シミとは別物です。一時的なもので、多くは3ヶ月~6ヶ月ほどで消失します。
また、シミの中でも肝斑は特に再発しやすいと言われます。肝斑は普通のシミと違い、体質やホルモンバランスが関係しているからです。肝斑に強い医師のもとで、長期的に複合的なケアを行う必要があります。
もちろん、前と同じ場所に新たなシミができることもあります。シミができやすい部位(目の周りや頬など)には、もともと潜在的なシミがあった可能性が高いので、治療後にそれが表面に出てくることはあり得ることです。「VISIA」などの肌画像診断器で調べてもらうと、潜在シミや隠れシミが見つけられるので、早めの対処ができますよ。
まとめ
- シミ取りレーザーは、早ければ1度でシミが取れる治療!
- レーザーの種類や照射方法によって効果が異なる
- まずはシミの種類を正確に診断することが大事
- シミにくわしい医師がいる&治療の選択肢が多いクリニックがおすすめ
- 色素沈着を予防するために、治療後は徹底的に刺激を避ける
シミ取りレーザーは、物理的にシミのメラニン色素を破壊する治療のため、即効性があり、効果が高い点がメリットです。一般的には、Qスイッチレーザーによるスポット照射が第一選択となりますが、シミの種類や肌状態によっては、レーザートーニングやレーザーフェイシャルなどのマイルドな治療が行われることもあります。また、最近はさらに肌へのダメージが少ない「ピコレーザー」も登場しました。
シミを効果的に消すためには、まずシミの種類を正しく診断することが不可欠です。普通のシミと肝斑とでは治療方法が変わりますし、中にはシミとまぎらわしい皮膚がんもあります。ですから、皮膚を熟知した医師のいるクリニックを選ぶことが何より大切です。また、シミは複数の治療を併用した方が効果的な場合も多いので、レーザー以外のシミ取り治療が充実したクリニックをおすすめします。
この記事では、美容皮膚科として十分な実績があるクリニックの中から、費用の面でも通いやすい10院を厳選してご紹介しました。気になるクリニックがあれば、まずは初回カウンセリングを受けて、シミを見てもらうことから始めてみてくださいね。